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おせち料理の意味は?食べている人の割合は?知って食べるとよりおいしいお節料理

おせち料理の意味について調べてみた!今の日本ではどれくらいの人が食べているの!?意味を知ることも大切です☆

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 もういくつ寝るとお正月♪ということで、年末に差し掛かりお正月ももう目前。今日はおせち料理について、書いていきます。そもそもおせち料理を食べますか?食べる方は、それぞれの意味を知っていますか?私も知っているようで曖昧でしたので今日は、お正月直前の理論武装をするべくお読みいただければと思います。

おせち料理とは?

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おせち料理は、漢字では御節料理と書きます。「おせち」とは本来、暦上の節句(節供)のことを指します。その節句に作られる料理をおせち料理と呼んだのですが、現在では節句の一番目にあたる正月の料理を表す言葉として使われています。これは平安時代のころからおこなわれていた朝廷の『節日』に行われる行事『節会(せちえ)』で神様に供えたり、食べたりしたご馳走の事で、そのご馳走を『御節供』(おせちく)といい、それが後に『おせち』と略され、江戸時代に概略今の正月料理を意味するようになったと言われています。

 

おせち料理食べていますか?

私は毎年食べています。というのも祖父母宅へ帰省した際には必ずあるので、食べるのが当たり前の状況が小さい時から続いていました。ただ、世間一般にはおせち料理は食べられているのでしょうか?紀文が実施したアンケートがありましたので掲載します。

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https://www.kibun.co.jp/knowledge/shogatsu/database/2018research/

2018年のデータでは、およそ8割の方がおせち料理を食べているようです。ただ、下のグラフで見ると、年齢が高いほど自宅でおせち料理を用意していることがわかりますが、若い世代では割合が小さくなっています。後世に食文化を残していく上では少し不安になるデータですね。

 

おせち料理の意味を色々紹介 

 ①なぜ重箱なのか

⇒おせち料理を重箱に詰め、重ねて用意するのは、めでたさを重ねるという意味で縁起をかつぐためだそうです

 

②重箱の重ねる順番

⇒本来は四段重が正式。つめる順番は下記の通りとなっています!

  •  一の重:「祝い肴(ざかな)」黒豆、数の子、ごまめなど。
  • 二の重:「口取り」きんとんやかまぼこなど、甘いものを中心に。
  • 三の重:「焼き物」海の幸など。
  • 与の重:「煮物」(四は忌み数字で使用しない)山の幸など。

四の重ではなく、与の重になっているのは四は忌み数字であるからなのです。

 

③各料理、素材の意味

・数の子

⇒数の子数の子は鰊(にしん)の卵で、卵の数が多いことから子孫繁栄を願って縁起物。

 

・ 黒豆

⇒黒には魔よけの力が有るとされていたので、まめ(勤勉)に働き、まめ(健康)に暮らせることを願って食べられた。

 

・ 田作り

⇒田作りは別名ごまめ(五万米)とも呼ばれ、片口イワシの稚魚を干したものを醤油風味の飴炊きにしたもので、田畑の高級肥料として片口イワシが使われていた(イワシを肥料とすると米が豊作となった)事から豊作を願って食べられた。

 

・海老
⇒海老は腰が曲がるまで丈夫という長寿の願いが込められ、赤色は魔よけの色とも言われている。また朱色で晴れやかさを表現しているともいわれる。

 

・鯛(タイ)

これは祝い事の定番の縁起物でメデタイ。

 

・鰤の焼き物
⇒出世魚である事から出世を祈願したもの。

 

・昆布(昆布巻き)
⇒「よろこぶ」という言葉にかけている。

 

・トコブシ
⇒節句の神饌の一つ。別名「フクダメ」。福が溜まる事を願っている。

 

・伊達巻き
⇒「伊達」の由来は華やかさ派手さを表す言葉で伊達政宗の派手好きに由来することの他、諸説ある。見た目の豪華さで定番となる。巻物の形は書物に似た形から学問や文化を意味する。学問や習い事の成就を願っている。

 

・錦たまご
⇒おめでたく豪華な錦と卵の白味と黄味をわけて、ニ色でつくった料理の二色(ニシキ)との語呂合わせ。

 

・栗きんとん(栗金団)
⇒きんとんは「金団」と書き、その色から黄金にみたてて財産を現し、富を得る縁起物とされている。今年も豊かでありますようにという願い。

 

・かちぐり
⇒勝つの意味で縁起がいい。

 

・八ツ頭
⇒小芋がたくさんつくことから、子宝、子孫繁栄を願って。また、漢字の八に「末広がり」の意味をかけている。

 

・紅白かまぼこ
⇒半円形は日の出に似ていることから新たらしい門出にふさわしいから。紅は魔よけ、白は清浄を表している。

 

・里芋
⇒里芋は子芋がたくさん付くことから、子宝に恵まれますようにと願って。

 

・蓮根
⇒穴が空いていることから遠くが見えるように先見性のある一年を祈願。
他にもれんこんには種が多いことから「多産」という意味もある。

 

・くわい
⇒大きな芽が出ることから「めでたい」、芽が出る=出世を祈願。

 

・お多福豆
⇒福が多からんことを祈願。

 

・紅白なます
⇒お祝の水引きをかたどったもの。平安、平和を願う縁起物です。

 

・橙(ダイダイ)
⇒代々に通じる語呂合わせ。子孫が代々繁栄するように。

 

・干し柿
干し柿の皺を老人の肌に見立てて、長寿への願い。

 

・梅干し
梅干しの皺を老人の肌に見立てて、長寿への願い。

 

・ナマコ
形が俵に似ている事から俵子とも呼ばれる。豊作への願い。

 

おせち料理に日持ちする献立が多いわけ

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おせち料理は、三が日くらいまで食べた知りますよね?その理由は、普段、よく食事を作ってくれる女性に正月三が日は休んでもらおうという意味があります。さらに「神様をお迎えした新年に台所を騒がせてはならない」とか「火の神である荒神を怒らせないために、正月に火を使わない」という平安後期からの風習のためだといわれています。

 

本日のまとめ

私自身、子どものころは何も考えずに”ただおせちだから”というだけで食べていたものもありましたし、”嫌いだから食べない”という食材も結構ありましたが、意味を知ることで食べないといけないなと思うようになりました。冒頭に示したおせち料理に関するデータからも若年層のおせち離れがあるように思います。それにに拍車をかけないためにも、意味を理解してこの食文化を後世に伝えていく必要がありそうですね。もうお正月までは残すところ10日ほど、読者の皆様のお役に立っていれば幸いです。良いお年をお迎えください。

hirohito6001

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