年末年始のスキーは新潟がおススメ!その理由は気候にあり!予定がまだの方はご一考を☆
いよいよウインターシーズン突入ですね!年末年始はスキーやスノーボードに出かけられる人も多いのではないでしょうか?私は年末は毎年北海道へスキーの行くので今年もルスツに行ってきます。今回の記事では、年末年始に近畿圏や関東の方が日帰りや泊りで行くならば長野なのか新潟のどちらがよいのかということを書いていきます。結論から申し上げると、雪のことだけを考えるならば新潟です!その理由を述べていきます☆
なぜ年末年始は新潟がおススメ?
普段2月などのいわゆるハイシーズンに泊まりでスキーに行く人たちは、あまりわからないかもしないのですが、最近の年末年始・・・
本当、雪がないんです・・・
暖冬なのか、温暖化なのかわかりませんが、自分が子供の時はいっぱい雪があったような思い出がありましたが今は本当にないです。
今回は世界的に有名な長野県白馬と新潟県湯沢を例にしてその理由を解説したいと思います。
理由は気候区分にあり!
皆さんのイメージでは長野県の白馬と聞くと『豪雪地帯』のようなイメージがありませんか??私もそんなイメージを持っていました。小さい時には、毎年家族で大阪からはるばる白馬のスキー場へ出かけていましたし、雪もいっぱいありました!でもそれはあくまでハイシーズンのスキー場なのです!年末年始では勝手が違います。この見出しに『理由は位置関係にあり』と書きましたが、まさにそれが大きくかかわっています。長野県と新潟県の位置はもちろんお分かりかと思いますが、長野県は内陸にある県であり、新潟県は海沿い(日本海側)にある県です!昔きっと社会科で勉強したと思いますが、日本の中には気候区分というものが存在していて、長野と新潟では日本の中でもこの気候区分が違っているのです。実際に白馬と湯沢の雨温図を比較してみましょう。
白馬(長野)の雨温図
湯沢(新潟)の雨温図
これ習ったの覚えていますか??遅くとも中学校時代には学習しているはずです。この長野のような内陸県の気候を内陸性の気候とか中央高地の気候といいました!もう一つの新潟県のような日本海側地域の気候を日本海側の気候といいました。この雨温図を見たとしたらどちらの地域のスキー場へ行こうと思いますか??降水量を見てもわかる通り湯沢を選ぶ方が大半でしょう!!長野オリンピックが白馬村近辺で開催されたので白馬と聞くとすごく雪があるように勘違いしてしまいますが、降った雪が溶けないだけであって12月1月の降水量自体がそもそも少ないのです!
長野県は降水量(降雪量)が少ない!
長野県は上にも書きましたが中央高地の気候(内陸性の気候)です。長野県は海に面していない内陸県であるので、周囲を山に囲まれています。ですから、冬に日本海側から雪雲が迫ってきても、周囲を囲っている山にその雪雲がせき止められて、雪雲が到達しにくい状況が発生します。その結果、冬場の降水量が少なくなるわけなのです。また周囲が山に囲まれていることで、熱自体もそこに閉じ込められることになります。ですから夏は暑く、冬は寒い状況が発生するので、冬の場合は雪が降りさえすればその寒さゆえに溶けずに積雪量が増えていくということになるのです。
逆に、日本海に面している新潟県などは、大陸方面からくる冷たい風が、日本海上を通過する時に水分を多く含んで雪雲が発生しどんどん押し寄せてきます。その雪雲が通過してくれれば雪はあまり降らないのですが、何せ日本は山が多いので、通過しようとしても前でせき止められて溜まってしまって、そこでどんどん雪を降らせます。これが日本海側に雪を降らす原因なんですね☆(さっきの白馬とは逆の話です)
だから白馬と新潟を比べると、降水量の観点から見ればどう考えても新潟を目指すべきなんです。
※関東にお住いの方は、東北方面も行けると思いますが、関西からだと車の場合は白馬や妙高あたりが限界です。普通に夜中走って両方とも8時間はかかります・・・。
現時点での降雪量は?
<白馬エリアのスキー場の積雪情報>
<新潟エリアのスキー場の積雪情報>
2019年12月16日時点では多いところで60㎝くらいでした。年末にかけて両方の地域にスキー客が遠のかない程度の積雪を祈るばかりです。
私はこういったリスクと移動の体力的負担を軽減するために、年末には確実に雪があるであろう北海道へのスキー旅行を毎年行っているわけです☆
<北海道スキー関連記事>
本日のまとめ
年末年始に泊りでのスキー、スノーボードを企画している方はもう雪が降ることをひたすら祈りましょう!もちろん積雪があれば滑れますが、もしもパウダースノーを年末に狙いたいというならば、できるだけ日本海側のスキー場で標高の高いところを選択するとパウダー遭遇率も上げることが出来ると思います☆今回は、地理的要因から記事を書きましたが、あくまで目前に迫る年末年始にスキー場を選ぶならという観点です。1月2月というハイシーズンではどちらの県を選んでも雪不足でない限りは十分なほどの積雪になりますのでご安心ください!少しでも読者の皆様の参考になっていれば幸いです☆
hirohito6001