キャッシュレスでポイント還元!?10月1日開始の『キャッシュレス・消費者還元事業』とは?概要とお得に活用する方法を解説!消費税が増税されてもうまくやれば得する制度です!!
いよいよ消費税の増税が迫ってきました・・・。必要なこととはいえ、消費者としては痛いところです。しかし、増税に伴って消費者に還元しようという制度も10月1日より実施されることになっています。それが『キャッシュレス・消費者還元事業』です。今回はその概要と、その制度をうまく活用する方法を書いていきたいと思います。
- キャッシュレスでポイント還元!?10月1日開始の『キャッシュレス・消費者還元事業』とは?概要とお得に活用する方法を解説!消費税が増税されてもうまくやれば得する制度です!!
- 経済産業省が掲げるキャッシュレスの概要
- 実際に制度を利用していくうえでの動きを解説
- 本日のまとめ
- クレジットカードを作ろうかなと思った方へ
経済産業省が掲げるキャッシュレスの概要
キャッシュレスとは
現状、「キャッシュレス」については、必ずしも、広範に共通的に認識されている定義があるわけではありませんが、例えば、「キャッシュレス・ビジョン」では、「物理的な現金(紙幣・硬貨)を使用しなくても活動できる状態」を指すこととしています。
現在、多種多様なキャッシュレス手段が登場しています。例えば、「クレジットカード」、「電子マネー」、「デビットカード」、スマートフォンを使った「QRコード」などの種類があります。タッチ式の決済であればスピーディーな決済、QRコードであればアプリ上で購買履歴が参照できるといったメリットがそれぞれに存在しています。実際にお金を払うタイミングについても、例えば、予めお金を入金して使う、電子マネーに代表される「前払い」、買い物時に口座から引き落とされるデビットカードの「即時払い」、クレジットカードの「後払い」といった類型が存在します。
このようにキャッシュレス決済手段には多様なものが存在します。消費者自身が自らの消費行動や利用場面(例えば高額決済であれば高いセキュリティが確保されたサインや暗証方式、低額決済であればサイン不要のタッチ式)に応じて使い易い決済手段を使い分けることができます。
キャッシュレスの意義
キャッシュレスの推進は、消費者に利便性をもたらし、事業者の生産性向上につながる取組です。消費者には、消費履歴の情報のデータ化により、家計管理が簡易になる、大量に現金を持ち歩かずに買い物ができるなとのメリットがあります。事業者には、レジ締めや現金取り扱いの時間の短縮、キャッシュレス決済に慣れた外国人観光客の需要の取り込み、データ化された購買情報を活用した高度なマーケティングの実現などのメリットがあります。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/cashless/index.htmlより
キャッシュレス・消費者還元事業とは
10月1日以降、『クレジットカード・デビットカード・電子マネー・QRコード等での決済』を利用することでポイント還元を受けることができる制度ということです。逆に言うと、現金払い派の方々には恩恵はないということになります。
<キャッシュレス支払いの例>
上の画像のような決済方法をとる手段をお持ちの方は、今回の制度を利用することができる可能性が高いです!!
実際に制度を利用していくうえでの動きを解説
消費税増税が現実のものになるまであと2週間かと思う今日この頃。消費税増税は2019年10月1日から始まります。増税が実行されれば従うしかありませんから、そのうえで少しでもその負担を軽くするために利用するのが今回の制度です。しっかりと概要を把握して行動を決めていきましょう!!
この制度の実施期間
2019年10月~2020年6月の9か月間の実施
この制度のポイント還元率
キャッシュレス対象店舗での利用で2%もしくは5%の還元
対象決済手段
クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコードなどの繰り返し利用できる決済手段(現金払いは不可)
このようになっています。対象店舗で現金以外の上記のような決済方法を利用することで還元を受けることが出来ます。
ですから10月1日からの9か月間は・・・
『2%の消費増税を実行されるものの、制度が利用できれば8%時代よりも安くなるではないか!!軽減税率対象の商品だとさらに得!!』という制度なのです笑。利用すれば得するということです!!というか利用すべき制度なのです!!2020年7月からは真の現実に突入することにはなりますが・・・・。
ちなみに、これまで通り月々の支払いに関して付与される各カードのポイントについてはもちろん継続されますので、9か月間はお得な制度といえます☆
キャッシュレス対応の店舗を確認
10月1日以降、このマークのある店舗での決済で制度を利用することができるようになるようです。ではどの店舗が加盟店になっているかというと、ありましたよ!加盟店一覧☆
経済産業省のホームページ内に今回の制度利用の審査を通過した加盟店一覧がありました!下記URL参照。
https://cashless.go.jp/assets/doc/kameiten_touroku_list.pdf
開いていただけましたか??笑っちゃいますよね!PDFのページ数6360ページ笑。思わず誰が見るねん!!と突っ込んでしまいました笑
<上記PDF内の地方ごとの初めのページ>
北海道地方:p3から
東北地方:p262から
関東地方:p589から
中部地方:p2349から
近畿地方:p3340から
中国地方:p4378から
四国地方:p4739から
九州地方:p4906から
よく利用する店舗があればぜひ活用したいですね☆ただ、このホームページはやはり量が膨大なため使い勝手が懸念されていたため、近所のお店を検索できるアプリも搭乗するようですから、利用に際にはそれを利用するか上のシンボルマークを確認する方が速そうですね!
あと、対象となるお店は実店舗だけではありません。Amazon、楽天市場やYahoo!ショッピングなどオンラインショッピングでも対象店(対象の販売業者)なら5%還元になるようです。そういったところにも着目しながら購買活動を展開しましょう!
実は還元にも上限がある!
今回のキャッシュレス・消費者還元事業では還元の上限が設けられています!基本的に上限はカード1枚につき月に15,000円分までとなっています。(ご自身が所持しているクレジットカードのホームページ等でご確認ください)
ちなみに私が普段使っているSPGアメックスカードは、先日アメックスから書類が届きこのようになっています。
<アメックスの場合>
・還元率は2%から5%
⇒制度通りですね!
・1ポイント=1円で自動的に利用代金に充当
⇒還元されたポイントは、クレジットカードのポイントにはなるものの、そのポイントについては自動的に支払いに使われるとのことです。個人的には、支払いに使わずにポイントとして貯めたいところですが笑
・期間中の利用で最大135000ポイントまで付与
⇒ここがアメックスの他とは違う点です!多くのカード会社では月々の還元上限が1万5000円分となっていますが、アメックスの場合は9か月間での還元上限が13万5000円分となっています。ですから、期間内の上限は他社と同じであっても、アメックスの場合は大きな買い物をしても他社よりも大きな額を1回で還元されることが可能となります。
還元額の上限をもらうにはいくらの決済が必要?
還元額の概要を整理すると
・多くのカードは月々の上限が1万5000円(9か月間で最大13万5千円)
・アメックスは月々の上限がなく9か月間で13万5000円です。
ここから最大限に還元を受けるための決済金額を算出すると!
< 上限が1万5000円還元の決済方法の場合>
5%還元が15000円になる金額は30万円
⇒月々30万円までのキャッシュレス事業加盟店舗での利用であれば、還元の恩恵をフルに受けることが出来ます。言い換えれば、加盟店であれば還元率が2%もしくは5%であるので、30万円までの買い物であれば消費税が10%に上がったとしても、来年の6月までは実質消費税8%(現状維持)か実質消費税5%で購入できるということになります。これはお得です!
<アメックスの場合>
アメックスの場合は、この9か月間の間で上限13万5千円還元となりますから、一撃でこの最大上限を満たそうとすれば・・・・
5%還元が13万5千円になる金額は、270万円!!
⇒アメックスのユーザーが1回の決済で恩恵をフルに受けたい場合は、270万円分を決済すれば、9か月間の最大上限である13万5千円を還元されることになります。
⇒月の上限が設けられていないので、大きな買い物を予定されている方はこれを機にアメックスを一枚発行するのもいいかもしれませんね☆
この制度の恩恵の最大値を引き上げる方法
この制度の恩恵をさらに受けたい(アメックス持っていないけど、月々30万以上使うよ!!)というような方は、さらに恩恵を膨らませることが可能です!今回の制度では、還元上限が定められいますがこれは”カード1枚につき”です。ですから、複数枚クレジットカードを所持している場合は、そのカードそれぞれに上限がついているということになりますので、2枚を使って還元上限を狙う場合は60万円までの決済を2枚で終えればいいわけです。私の場合は、アメックスを含め、3枚を持っているので月々の還元最大値が3枚分あるということになります。ただ、残念ながらそんなに出費はありませんが笑
ポイントの還元について
10月1日以降にキャッシュレス事業加盟店舗にて対象の決済方法を利用した場合は、どのようにポイントが還元されていくのでしょうか??還元方法には、利用した決済方法によって違いがあるようですので、ご自身が所持されているカードなどのホームページ等でご確認ください。経済産業省のホームページでは下のように説明されています。
私が所持しているアメックスカードの場合は、ポイント還元対象となる決済をアメックス側が受領したおよそ1か月後に行われるようです。ですから、アメックスの場合は『引落相殺』になるようです。
(経済産業省 消費者向け説明資料)
https://cashless.go.jp/assets/doc/consumer_introduction.pdf
本日のまとめ
今回は10月1日から始まる『キャッシュレス・消費者還元事業』について書きました。これから先9か月間は、支払額をきっちりと管理していけば、増税前よりもお得に購買活動を進めていくことが出来ます。ただ、あくまでもこの制度を利用し恩恵を享受することができるのはキャッシュレス派の方たち!現金派の方々はきっちり消費税10%で買いものをしていかなければいけません。おまけに軽減税率も始まるのでややこしくなります・・・。もしも今現金派の方で、現金払いをしている明確な理由がないのであれば、キャッシュレス派への移行を検討されるのもよい機会かもしれません。一度は凍結されるかもと思った消費税増税は、もう実施されるとみて間違いないでしょう。どう考えても負担が増えますが、今回の記事の情報を持っているか持っていないかで9か月間の支出額には大きな差が生まれることは間違いありません。読者の方々の参考になっていれば幸いです☆とにかく10月からの9か月間はうまく立ち回りましょう!!
クレジットカードを作ろうかなと思った方へ
ここまで述べてきた通り、10月1日より始まる今回の制度は現金払い派の方々には残念ながら恩恵はなさそうです。でもクレジットカードを持っていないし・・・という方はぜひクレジットカードを発行してみましょう!私は、現金払いしか対応していないところ以外はすべてカード決済です。
<私が考えるクレジットカードのメリット>
・収支管理がアプリなどで簡単
・口座引き落としなので年間のATM利用頻度の減少
・現金払いでは付与されない各カード会社のポイントがもらえる。
⇒私の場合は航空会社のマイルが貯まるカードを利用しているので、年に数回は貯めたマイルで飛行機にタダで乗って旅行をしています。
など、今回の制度とは別でカード決済は色々とメリットもあるのです。現金払いでなければ絶対だめだという方以外はカード決済を検討してはいかがでしょうか?よく『カードを持ったら、無駄な買い物をしてしまいそう・・・』などと言う方がいますが、おそらくその時点で現金でも収支管理ができていない証拠ではないかなと思いますので、なおさらアプリなどを使って収支管理のできるカード決済を利用すべきだと思います☆
カードはお得に発行すべき!!
クレジットカードの発行は、多くの方が『作ろうかな?』と考えたカード会社のホームページへ行ったり、街頭でやっているカード入会キャンペーンなどで入会するのではないかと思います。でも私はひと手間加えてポイントサイトと言われるものを利用します。ポイントサイトを簡単に言うと、広告を一堂に集めたサイトで、そこを経由することで企業から広告サイトに報酬が入り、そこを利用したユーザーにも報酬が入るというサイトです。
私はハピタスというサイトと、モッピーというサイトを利用していて、同じ広告でもより自分にメリットのあるサイトを選んで利用するようにしています。過去にポイントサイトを利用したカード発行についてい書いていますのでご参考に。
(直近にモッピーで発行した『エムアイカードプラスゴールド』は年会費1万円しますが、モッピーを経由したことで現金25000円に変えられるポイントが付与されました。これだけで、年会費を払ってもなお15000円余分にもらえることになります☆これがポイントサイトの力ですね!)
私はマイルを貯めているのですが下記記事にカード発行について書いています☆
hirohito6001